カフェ開業に必要な設備・厨房機器リスト|費用目安と選び方を徹底解説

カフェを開業する際、「何を揃えればいいのか」は多くの開業者が頭を悩ませるポイントです。厨房機器だけでなく、保健所の営業許可を取得するために必要な設備もあり、準備不足だと開業が遅れるリスクもあります。

本記事では、カフェ開業に必要な設備・厨房機器をリストアップし、費用目安と選び方のポイントを解説します。


カフェ開業の設備費用の全体像

カフェ開業にかかる初期費用の内訳は大きく以下の通りです。

費用項目目安(10坪規模)
物件取得費(保証金・礼金など)約100〜200万円
内装工事費約200〜400万円
厨房設備費約100〜250万円
家具・食器・備品約30〜100万円
運転資金(3ヶ月分)約100〜200万円
合計目安約500〜1,000万円以上

厨房設備費を抑えるには、居抜き物件の活用中古厨房機器の購入リース・レンタルの活用が有効です。


保健所の営業許可に必要な設備(必須)

カフェを営業するには、保健所から「飲食店営業許可」を取得する必要があります。許可を得るためには以下の設備が必須です。

二槽シンク(2槽式流し台)
食器洗浄と食材洗浄を分けるため、シンクが2槽以上必要です。1槽のサイズは幅45cm以上・奥行き36cm以上・深さ18cm以上が目安です。食器洗浄機を導入する場合は、1槽シンク+食器洗浄機の組み合わせでも対応できる自治体があります(事前に確認が必要)。

手洗い器
厨房内に専用の手洗い器の設置が必要です。調理用シンクと兼用はできません。

冷蔵設備
食材を適切な温度で保管するための業務用冷蔵庫が必要です。

換気設備
厨房内の換気扇・排気設備が必要です。

給湯器
お湯が使える給湯設備が必要です。一般的なカフェでは28〜32号の給湯器が目安です。


カフェに必要な厨房機器・設備リスト

① コーヒー・ドリンク機器

設備名費用目安備考
業務用エスプレッソマシン約30〜300万円1日の抽出杯数・グループ数で選ぶ
コーヒーグラインダー約10〜80万円エスプレッソマシンとセットで選定
ドリップコーヒーメーカー約5〜30万円ドリップメニューを出す場合
製氷機約20〜80万円アイスドリンク提供に必須
ブレンダー・ミキサー約3〜15万円フラペチーノ・スムージー提供時

② 冷蔵・冷凍設備

設備名費用目安備考
業務用冷蔵庫約15〜50万円縦型・台下型など設置スペースで選ぶ
業務用冷凍庫約10〜30万円スイーツ・食材の保管用
ショーケース約20〜80万円ケーキ・スイーツの陳列用

③ 調理機器

設備名費用目安備考
ガスレンジ・IHコンロ約5〜30万円フードメニューの有無で選ぶ
コンベクションオーブン約10〜80万円パン・焼き菓子提供時に必要
電子レンジ(業務用)約3〜20万円温め・解凍に必須

④ 洗浄・衛生設備

設備名費用目安備考
二槽シンク約5〜20万円保健所許可に必須
食器洗浄機約30〜100万円スタッフの作業効率を大幅改善
手洗い器約3〜10万円保健所許可に必須

⑤ POSレジ・運営設備

設備名費用目安備考
POSレジ(タブレット型)約2〜10万円Square・Airレジなど初期費用が安い
Wi-Fi環境月額数千円〜POSシステム・決済端末に必要
キャッシュレス決済端末無料〜数万円クレカ・PayPay対応で顧客満足度向上

設備選びの3つのポイント

①メニューから逆算して選ぶ
提供するメニューが決まれば、必要な設備が絞られます。エスプレッソメニュー中心なら業務用マシンとグラインダーが最重要。フードメニューが少なければオーブンは不要な場合もあります。

②厨房の動線を考えてレイアウトを決める
どれほど良い設備を揃えても、動線が悪ければ作業効率が下がります。内装工事の前に設備のサイズと配置を決め、図面に落とし込んでおきましょう。

③新品・中古・リースを使い分ける
初期費用を抑えるには中古厨房機器やリース契約の活用が有効です。ただし、エスプレッソマシンなど毎日フル稼働する機器は耐久性を重視して選ぶことをおすすめします。中古は即納品できるメリットもあります。


まとめ:設備リストは「メニュー」と「規模」から逆算する

カフェ開業に必要な設備は多岐にわたりますが、基本的な考え方は「どんなメニューを、何人のお客様に、どのくらいの規模で提供するか」から逆算することです。

保健所の営業許可に必要な設備(二槽シンク・手洗い器・冷蔵設備・換気設備)は必ず揃え、それ以外の設備はコンセプトと予算に合わせて優先順位をつけて選んでいきましょう。

各設備の詳しいメーカー情報はメーカー情報一覧もあわせてご覧ください。