Faemaは、1945年にイタリア・ミラノで創業した業務用エスプレッソマシンの名門ブランドです。現在はLa Cimbali・Slayerなどと同じくGruppo Cimbali傘下にあり、価格帯・耐久性ともに国内外のカフェ・バーで長年の実績があります。デザイン性と機能性のバランスに優れ、老舗ならではの信頼感を求める開業者に選ばれています。
本記事では、カフェ開業を検討している方に向けて、Faemaの特徴・主要モデル・価格帯をわかりやすく解説します。
Faemaの歴史
Faemaは、1945年にカルロ・エルネスト・ヴァレンテによってイタリア・ミラノで設立されました。社名は「Fabbrica Apparecchiature Elettro Meccaniche e Affini(電気機械器具製造会社)」の頭文字に由来します。
Faemaを象徴する存在が、1961年に発売された「E61」です。当時主流だったレバー式マシンに代わり、世界で初めて電動の容積式ポンプを搭載し、9気圧という安定した圧力での抽出を可能にしました。この技術は現在も多くのエスプレッソマシンに受け継がれており、E61は「エスプレッソマシンの歴史を変えたモデル」として今も高く評価されています。

技術的な強み
Faemaの大きな特徴は、E61グループヘッドに代表される抽出の安定性です。ボイラーからの温水を循環させる仕組みにより、抽出温度のブレを抑え、安定した味わいを再現しやすい設計になっています。
近年は、業務用に匹敵する性能を持ちながら水道工事不要で導入できるコンパクトモデル「Faemina」なども展開しており、店舗の規模や立地を選ばない柔軟なラインナップが強みです。
現在の体制と日本国内でのサポート
Faemaは現在、La Cimbaliと同じくGruppo Cimbaliの傘下にあります。日本国内ではDKSH(旧DKSH MESジャパン)が正規代理店となっており、販売からメンテナンスまでのサポート体制が整っています。
主要モデル
- E61 Legend:ブランドの象徴であるE61グループヘッドを継承した、伝統的なデザインのモデル
- President:クラシックな外観と最新技術を融合させた、存在感のあるモデル
- Faemina:コンパクトかつ100V対応で、小規模店舗やホテル・アパレルショップなどでも導入しやすいモデル
価格帯
業務用エスプレッソマシンとしては中〜高価格帯に位置し、グループ数やモデルによって価格は大きく異なります。導入の際は、必要なグループ数や設置スペース、電源環境(100V/200V)を踏まえて正規代理店に見積もりを依頼するのが確実です。
カフェ開業者へのアドバイス
Faemaは、老舗ブランドならではの信頼性と、E61に代表される抽出の安定性を両立させたいカフェ開業者におすすめのメーカーです。特に、コンパクトなFaeminaはこれから小規模店舗を考えている方にも選びやすい選択肢です。
導入前には、正規代理店のDKSHや取扱店でのデモ体験をおすすめします。実際にマシンに触れることで、抽出の感触や操作性が具体的にイメージできるはずです。